たくさんの種類を少しの部数で印刷したい!というあなたへ

印刷会社に印刷を依頼する時、つい「同じものをたくさん作成する」場合ばかりイメージしてしまう…という方も多いのではないでしょうか。これはオフセット印刷などを使う時に、刷れば刷るほど単価が下がっていくことからくるイメージだと思われます。
一言で印刷と言っても印刷方法・機材によって向き・不向きがあります。
今回は、多品種小ロット且つ品質が高い印刷が得意な「デジタル印刷機」の特性とオススメの活用場面をご紹介します。
ご担当者の方はぜひご一読下さい!
ケース1:こだわりの作品集
クリエイティブな職に就いている方は、商談用にポートフォリオを作ったり、個人的な展示会で作品集を販売したり…といった機会があるのではないでしょうか。
当社で導入しているデジタル印刷機は、表現色域が広い専用のインクを使っています。また、インクの塗布が繊細なため、高精細・高発色な印刷が可能で「作品が、よりベストな状態で見える作品集を30冊だけ作りたい…」といった場面に最適です。
ケース2:相手に合わせたDM
「挨拶状やDMを送りたいけど、たくさんの相手に送るから汎用性のある内容しか書けない…」「送る相手に合わせた内容に細かく差し替えできたらいいのに…」といったことを考えた経験のある方はいらっしゃいませんか?
デジタル印刷機を使って“バリアブル印刷”をすると、そんな場面でも効果を発揮してくれます。
バリアブル印刷とは「ベースとなるレイアウトデータを作り、該当箇所のみ差し替えて印刷する」という技術です。
例えば、関係性や業種、交流の頻度などで送付先をグループ分けし、グループ単位で手紙の本文や画像を差し替えることで、ターゲットに一層マッチしたDMを送ることができます。
ケース3:特別感のある紙チケット
「電子チケットや、コンビニでの発券が主流になっている今だからこそ、特別感のある紙チケットを用意したい!」「何回も公演を見に来てくれる人にも喜んでもらえるように、チケットの絵柄を何種類か用意してランダムに割り当てたい…」というご要望もデジタル印刷で解決できます!
デジタル印刷機を使ったバリアブル印刷であれば、チケットの文字情報( 氏名、イベント日時、会場、席番号など) だけでなく絵柄・画像についても差し替えることが可能です。また、ケース1でご説明したように、高精細・高発色な印刷が可能な機械なのでチケットの特別感を損ねません。
ところで…
こうした宛名や住所を含むリストが必要な場合に一番面倒なのがデータのクリーニング作業ですよね。データのクリーニングとは、同じ宛先が複数登録されていた場合にそれを統合したり、住所に抜けがあった場合に正しいものを検索して修正したり…といった作業のことです。
印刷会社によっては、データのクリーニングから受け付けているところもあるので、「住所不完全などで届かない宛先を減らしたいけど、クリーニング作業に割けるリソースがない!」という方は併せて利用することをオススメします。

まとめ
今回は作品集、DM、紙チケットといった活用事例を出しながらデジタル印刷機やバリアブル印刷についてご紹介しました。
当社は宛名データのクリーニング、チケットの管理番号やくじの抽選番号の割り当てなど、関連する業務を包括的にサポートすることが可能です。
制作バックオフィス代行サービス
さらに、デジタル印刷機を含めバリアブル印刷に対応した印刷機を社内に複数保有しているため、作業内容に合わせて最適な機械でスピーディーに対応いたします。
構想段階からのご相談も承っておりますので、「こういったことがやりたいけど難しいんだろうな」と諦めてしまう前に、お気軽にお問い合わせ下さい。
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