広告制作に関わる方なら、「色校正」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
色校正とは、広告を制作する際、特に紙などのアナログメディアに印刷する場合において、媒体掲載時の仕上がりを左右する非常に重要な工程です。
今回は、色校正発注時の注意点や、当社が行っているサービスなどをご紹介します。
現在、媒体掲載用のビジュアルはほとんどパソコンを使ってデジタルデータで制作されています。
ですが一般的なパソコンモニター上の色味と非デジタル媒体での色味は大きく異なるため、DTP作業などが終わったデータをそのまま印刷へ回してしまうと、本来意図していた色味とは異なる色で出力される恐れがあります。
ここで重要となってくるのが、色校正です。
色校正でアナログメディアへと出力し、それを確認してモニター上の色味と見比べることで、欲しい色味との差異が明確になり、「データ上でどのくらい何の色味を足せば/引けばいいのか」といったことを作業者が判断できるようになります。
その判断をデータに反映させることで、よりクオリティの高いビジュアルの掲載が可能となります。
1つ前の項目で、なぜ色校正が必要なのかご説明しました。
ここでは、色校正を取る際の注意点について見ていこうと思います。
1つ目の注意点は、スケジュールです。
校正紙の出力までにかかる時間は勿論ですが、その色校正を受け取って確認し、修正指示を入れたり関係各所に校了の意思を確認したり…といった時間が発生するため、校正を取らない場合より本印刷までのスケジュールに余裕が必要となります。
2つ目の注意点は、コストの問題です。
検討用に色校正の見積もりを手配したものの、その金額に発注をためらってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ある程度の部数を印刷することで単価が下がっていく本印刷に比べると、ごくごく少部数しか刷らない色校正はどうしても割高に見えてしまうかもしれません。
とはいえ、コスト面を重視するあまり、校正なしで本印刷に入った結果、印刷トラブルが起こって刷り直しが発生する…といったことは避けたいものです。
そこで当社としては、以下のような場合には特に色校正を取ることをお勧めします。
先ほどご紹介した注意点を解消するべく、当社では以下のようなサービスを行っております。
ご要望に応じて、作業者が同席したオンラインミーティングをご用意させていただきます。
作業に入る前にすり合わせを行っておくことで、入稿時の指示書作成のお手間を省きます!
また、一段とクオリティの高い初校をご提供いたします。
文章化しづらいニュアンスも、口頭で作業者に伝えることが可能です。その場で認識の擦り合わせが可能なので、その後の修正作業がバッチリ決まります!
経験豊富な技術者が同席するので、お客様の疑問にその場で回答いたします。