名刺、こだわってみませんか?
名刺は、ビジネスにおいて重要な第一印象を与えるアイテムです。
新しい取引先や顧客との出会いで名刺を交換する場面は依然として多く、この小さな紙片が企業や個人の印象を大きく左右することがあります。
オンラインでのやりとりが普及しきった今だからこそ、初回の挨拶時に強く印象に残るような名刺を渡すというのも、1つの手段ではないでしょうか。
印象に残る名刺にするためのポイントは大きくわけて「用紙」「印刷」「加工」の3つに分けることができます。
また、それぞれのポイントを掛け合わせることで、より大きなインパクトを与えることができます。
今回は、上記3つのポイントに沿って各種仕様をご紹介します!
1.用紙について
・厚さ
一般的な名刺の厚さは180kg(約0.22mm)前後が多いです。
それよりも厚い用紙の名刺は、相手が受け取った時に大きなインパクトを与えます。
・風合い
独特な手触りのある用紙も多くあります。
一般的な用紙に比べて価格はやや高くなりますが、個性や特別感を出したい場合はおすすめです。
・合紙
2枚の紙を貼り合わせる加工方法です。
用紙の厚さを出したいときや、表裏を違うテイストにしたいときに最適です!
・色紙
一般的な紙は白紙が多いですが、特殊紙は色紙も豊富に揃っています。
企業や個人のカラーイメージなどを全面に出したいときにぴったりです。
・エコペーパー
再生紙やFSC認証紙、間伐材を使用した紙など環境に配慮した用紙のことを指します。
SDGsの取り組みを社内外へ発信するツールとしておすすめです。
2.印刷について
・活版印刷
凸版にインキをつけて紙に転写するハンコのような印刷方法です。
凹みやインキのかすれ具合が活版印刷独特の風合いとなり、強く印象に残ります。
・特色印刷
『CMYK』(プロセスカラー)では表現できない色を表現するために調合されたインキのことです。
鮮やかな色味の表現や、金・銀・パールなどプロセスカラーでは表現できない色味を印刷できることが特徴です。
・箔押し印刷
熱と圧力を用いて金・銀などの箔を転写する特殊印刷加工です。
箔押し部分はキラキラとメタリックに輝くので、高級感が一気にアップします。
・追い刷り
先に共通部分のみを印刷しておき、後から可変部分を印刷することを指します。
共通部分のみを印刷したもの(台紙と呼びます)を大ロットで刷ることができ、追加部分の印刷を「初回の印刷と同等の品質」で、効果的かつ経済的に実施できます。
・ノンVOCインキ
インキの構成成分中の高沸点石油系溶剤を植物油に置き換える等の処理をすることで、1%未満に抑えたインキのことです。
ノンVOCインキで印刷したものにノンVOCインキマークをつけることができますので、環境対応したインキで印刷している証明ができます。
3.加工について
・小口染め
紙の断面に色づけする染め技法です。
用紙の色と縁の色のコントラストを鮮やかにでき、相手の目を引く効果が期待できます。
受け取った時はもちろん、名刺入れにしまった後も目立ちます。
・エンボス
用紙の特定箇所に圧をかけることにより、浮き上がらせて立体感を表現する加工方法です。
触ってみると凹凸を感じ、立体感のあるデザインは相手に印象づける効果が期待できます。
・打ち抜き
紙を切り抜く際に使用される加工方法です。
厚盛りのUV印刷を施した紙に通常の断裁機を使うとUV印刷のインク面が割れてしまうため、打ち抜きを行います。
また、コストを抑えて大量にカットできるという特徴もあります。
・型抜き
金型を使用し、さまざまな形に紙を切り抜く加工方法です。
打ち抜きとは異なり、独自の金型を作ることで一味違った形状の名刺を制作できることが特徴です!
4.事例
これまでご紹介してきたような仕様で、以下のような名刺が制作可能です。
事例1 |
超~分厚い名刺です。 |
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事例2 |
ロゴをキラキラさせたインパクト大の名刺です。 |
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事例3 |
フィールドをエンボスで表現していて、サッカー好きをアピールできます。 |
5.まとめ
名刺はビジネスの「顔」とも言える重要なツールです。
「たくさん配るから『早く』『安く』したい」ももちろん大切ですが、あなたの趣味や会社のキャラクター等、連絡先以上の情報が伝わるようなアイテムにしてみてはいかがでしょうか。
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