バナー広告を制作する時のよくあるお悩みと、 その解決策とは?

最近、当社でもWEBバナー制作に関するご相談をいただくことが増えてきました。 近年インターネット広告の市場拡大は目覚ましく、その成長は今後も続いていくであろうことが見込まれています。このページを読んでいる方の中にも、「そろそろWEBでバナー広告をはじめたい」「もっと効果的に運用していきたい」とお考えの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、実際にWEBバナーを制作する上で担当者の方が抱えがちなお悩みと、その対策について、LINEバナーの制作を例に出してご紹介します。
「WEBバナーを依頼したことがなくて何に気を付けたらいいのか分からない」という方は勿論、すでに運用をご担当されている方にも「あるある!」と思っていただけるような内容となっておりますので、ご興味のある方はぜひご一読ください。
1.マンネリ化しやすい

主な理由は、以下の3点です。
- デザイン可能領域が狭い
LPやYouTubeの動画広告などとは異なり、バナーは基本的にサイズが小さいためデザイン可能領域が狭く、さらに可読性・視認性・ブランドカラーなどを踏まえると、デザインの自由度は低くなってしまうことが多いのです。 - 更新頻度が高い
WEB広告の運用では、効果検証をしながら画像やコピー、フォーマットなどを差し替えて訴求効果を高めていくことが求められるので、他の媒体に比べると基本的に更新頻度は高くなります。 - 素材のバリエーションが少ない
ビジュアル制作が海外のため追加が難しかったり、制作予算が限られていたり…など、使用できる素材が少ない場合はその条件の中で広告やメッセージの制作を行う必要があります。
結果として、配信回数を重ねれば重ねるほど「目新しいデザイン」のバナーを制作する難易度は上がることになります。
対策:バナーの実例サイト・配色サイトなどを見る
挙げられる対策としては、バナーデザインを集約して掲載しているサイトや、様々な配色の 組み合わせが掲載されたサイトを閲覧してみることです。運用者自身がバナーを作成してい る場合、他人が作ったバナーを見ることで新たなアイデアを得たり、思いつかなかった色の組み合わせで新鮮な印象を与えたり、といったことがしやすくなります。
また、制作担当者に依頼している場合でも、具体例を出すことでイメージの共有がしやすくなり、進行がよりスムーズになります。
- 誤った認識を与えない範囲で最大限のパターン出しを行うことが可能です
(CIが存在する場合は遵守いたします) - クリック率などの課題に対し、お客様と一緒に取り組みバナーデザインをご提案します
- 記載できる情報に限りがあるため、配置したい情報の中で優先順位をつけて、何を一番目立たせたいのか意識してデザインしています
2.素材に難がある

よくあるお悩み2つ目は、「手元にある素材に難がある」場合です。
例えば、次のようなシチュエーションが考えられます。
- 使いたい画像が、必要なサイズより小さいものや画質の低いものしか残っていない
別の媒体で使ったことのある素材を流用したい…というときに、データが流用しやすいかたちで保管されているとは限りません。制作した当時は流用の予定がなく、必要最低限のデータしか保管しておかなかった、という経験はありませんか? - 画像に余計な要素が入っている
流用予定のなかったビジュアルについてのお悩みでいうと、他にもテキストなどが上書きされた状態の画像しか保存されていなかったり、バナーとして使うには背景がゴチャついてい たり…といった場合もあります。

対策:制作データ・元の素材は保存しておく
これは今ある問題を解決する、というよりは今後同じ問題を発生させないための方法になりますが、前提として制作データや使用した画像の元データは保存しておくようにしましょう。
- バナーの入稿サイズに対して、背景が足りない場合は画像調整で補完することが可能です
(ビジュアルによっては上記の対応が難しい場合もあります) - 現状の素材では、頂戴したデザインの指示を再現することが難しいという場合「元のデザインイメージに近付けつつクオリティを担保できる」ようなデザイン案をご提案します。

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3.画像の用意に手間や時間がかかる

最後のお悩みは、画像を用意する手間や時間についてです。
企業向けのLINE アカウントでは、基本的には「1200*628px」「1080*1080px」のサイズを用意することですべてのフォーマットに対応できるようになっていますが、「Talk Head View」や「Talk Head View Custom」の場合は入稿サイズが1280*720pxとなっています。それに加え、上記の枠を使用する場合は表示する端末の画面解像度によって表示領域に差が生じてしまいます。
そのため、表示領域の狭い端末で見た時に文字情報やメインビジュアルが欠損しないように注意して設定する必要があるのです。また、広告以外にもリッチメニューやリッチメッセージではLINEが定めたレイアウトテンプレートに合わせた画像を用意する必要があります。配信設定の画面で、画像のトリミングや配置、テキストの入力等の操作ができるようになってはいるのですが、配信頻度が高いほど、ターゲット層が多くなるほど編集する機会が増えるということなので、担当者の負担は大きくなります。
対策:必要に応じて専用の画像を用意する
毎回画像の設定に時間がかかってしまう、という場合は、あらかじめレイアウトテンプレートに合わせた状態の画像を用意しておくことで解決できます。事前の準備は増えてしまいますが、設定画面で一から悩むより、デザインを整えていたほうがトータルの作業時間は少なくなることが多いです。
また、設定画面の編集機能では、フォント自体は変更できないということもあり、よりブランドイメージに適したデザインにしたい、という場合もあらかじめ完成した状態の画像を用意しておくことがおすすめです。
- 単純なリサイズはもちろん、レイアウトの調整が必要なリサイズにも対応可能です
(その際は、大元のデザインイメージを損なわないことに留意しています) - お客様のご要望に応じて、コピー・画像の作成や手配を行います
- モックとなるイメージ画像を用意した状態でデザインの提案が可能です
さいごに:困ったときは制作会社に発注することも検討しましょう

今回はバナー制作時にありがちなお悩みとその対策について、LINE バナーを例に出しながらご説明しました。
とはいえ、効果検証のための集計や分析、改善策の立案など運用担当者の仕事はたくさんある中で「これ以上クリエイティブの部分に時間・労力は割けない!」という方も多いのではないでしょうか。そういった場合には、制作会社を利用することも1つの手です。予算や業務量に応じて必要な対策を講じ、より効果的でスムーズな進行を図りましょう!
当社では、今回例として取り上げたLINE バナー以外にも各種バナー制作を承っています。
- 対応力
画像が入稿条件を満たしていない場合も、対応策をご提案させていただきます - デザイン力
メインターゲットのクリック率という課題に対し、お客様と一緒に取り組み、デザインのご提案をさせていただきます。 - サポート力
素材の手配やリサイズだけでなく、DAM サービス「TASCUL」を利用して「昔使ったデータ、どこにやったっけ…?」を削減。データ管理の煩わしさの効率化をサポートします。
バナー制作でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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